第１回から出演しているチェロの長谷川陽子さんのコメントです。

★気軽に楽しんで／チェロ・長谷川陽子さん

　―第１回から出演を続け、今年で４回目だが。
　「毎年、お客さんとの再会を楽しみにしている。せんくらは豪華な顔ぶれがそろう、クラシックの紅白みたいなもの（笑）。出演は、１年間頑張ってきたご褒美だと思っている」

　―どんな内容のコンサートになりそうか。
　「バッハとカサドの無伴奏組曲や、３舩さんと組んでのメンデルスゾーンのソナタ。『白鳥』などフランスの小品を集めたものなど、それぞれ違うカラーの演奏を予定している。お客さんの熱気に乗せられて弾きたい」
　―２００６年にはＮＨＫの連続テレビ小説「純情きらり」の演奏も手掛けた。
　「曲に応じた表現の必要性を、あらためて感じた。自分のレパートリーを固定したくないので、（クラシックの）垣根にとらわれず幅広く取り組んでいきたい」

　―せんくらの意義についてどう考えるか。
　「クラシックは敷居が高いという既成概念を取り払いたい。『何でもあり』がせんくらのいいところ。年１回のお祭りをきっかけに、日常的に楽器に親しんでもらえたらうれしい」

＜はせがわ・ようこ＞９歳でチェロを始め、桐朋学園やフィンランドのシベリウス・アカデミーで学ぶ。ラジオのパーソナリティーなど幅広い分野で活躍している。
河北新報６月７日より

【仙台クラシックフェスティバル】

杜の都にクラシック音楽があふれる３日間
朝から晩まで３日間、国内外で活躍している凄い顔ぶれのアーティストが仙台に集結。好きな時間、好きな場所でクラシックの演奏が聞けます。３歳から入場可能。入場料は１０００円〜２０００円。

会場：仙台市青年文化センター、せんだいメディアテーク、仙台市太白区文化センター、イズミティ２１、他

問合せ：仙台クラシックフェスティバル　まで