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主要ヴァイオリン・メーカーと名工
主要ヴァイオリン・メーカー
 初心者から中・上級者まで普及している代表的なヴァイオリンのメーカーです。
 

カールヘフナー

1887年創業。南ドイツのバイエルン地方にあるハーゲナウという小さな町にあります.今日までに、初心者用からマイスター作品まで、弦楽器200万本以上を世に送り出しているドイツ最大の弦楽器メーカー。

サンアントニオ

伝統的クレモナ製法によるヴァイオリン。ローコスト&ハイクオリティは、パーツの全てを本場ドイツから輸入し中国の工場で生産することで実現している。

鈴木バイオリン

日本のヴァイオリン・メーカーの草分け。弦楽器製作一筋百年余のノウハウには定評がある。特に学習用バイオリンとして常に安定した品質と人気を持つ。
ピグマリウス 文京楽器が1976年発表したモデル。ストラディバリを徹底的に研究して生まれたピグマリウスは、初心者からプロフェッショナルまで幅広く対応。ジュリアード音楽院時代の五嶋みどりも使用していた。

ヤマハ・ブラヴィオール

日本を代表する総合楽器メーカー。2000年よりスタートした、ヤマハのアコースティックバイオリンシリーズは明るい音で、清潔感を漂わせたきれいなヴァイオリンで評判に。
ヨゼフ・ロレンツ ヨゼフ・ロレンツ家はドイツ・シェーンバッハ出身。3世代にわたって優れたヴァイオリンを作り続けている。10数年前に日本に紹介されてから、弦楽器ビギナーから、中・上級者まで人気を得ている。

カルロジョルダーノ

マックコーポレーションのオリジナルブランド。世界数10ヶ国に代理店を持つ。特にエレキバイオリン「Sirenzia」シリーズは海外での評価が高い。中国で製作。
 


ヴァイオリンの名工 
オールド(1700年代後期まで)からモダン(1800年位から1950年位まで)の代表的なヴァイオリンの名工です。 
 
アマティ一族
アマティ(Amati)一族は、およそ1550年から1740年の間、イタリア北西部のクレモナで活躍したヴァイオリンの製作者一族。多くの弟子を育て、クレモナがヴァイオリンの一大生産地となる基礎を築き上げた。

アンドレア・アマティ (1505頃-1577)
史上最初にヴァイオリンを作った製作家のうちの一人とされる。

アントニオ・アマティ (1538-1595)
アンドレア・アマティの息子。

ジローラモ・アマティ (1561- 1630)
アンドレア・アマティの息子、アントニオの弟。アントニオ・ジローラモ兄弟は、長年にわたって共同で工房を経営した。

ニコラ・アマティ (1596-1684)
アンドレア・アマティの孫で、ジローラモ・I・アマティの子供。多くの弟子を育て、クレモナがヴァイオリンの一大生産地となる基礎を築き上げた。弟子にはアントニオ・ストラディバリを始めとしてアンドレア・ガルネリ、フランチェスコ・ルジェーリ、ジョバンニ・バティスタ・ロジェーリ等がいた。

ジローラモ・ヒエロニムス・アマティ (1649- 1740)
ニコラ・アマティ息子、アンドレア・アマティの曾孫。

ジョバンニ・パオロ・マッジーニ (1581頃-1632頃)
ブレシアの製作者。ガスパロ・ダ・サロの弟子。非常に優れた楽器を作った。

フランチェスコ・ルジェーリ (1629−1698)
ニコロ・アマティの弟子の一人。ストラディバリウスと同じ工房の出身者。ヴァイオリニスト川井郁子さんはこの楽器を使用している。(所有:大阪芸術大学)

アントニオ・ストラディヴァリ (1644-1737)
イタリアンオールドヴァイオリンの最高峰。当時から約300年経った現在でも、ストラディバリの作品を超えるバイオリンは製作されていないとされる。音は非常に輝かしく明るい。クレモナに大工房を構え、数多くの名工を弟子として育てた。

ジュゼッペ・ガルネリ (1698-1744)
ストラディバリと並ぶ天才的製作家。神秘的な輝きを有するストラディバリの音色に対して、ガルネリのヴァイオリンは神秘的な深みを有する音色を持つ。製作数が約200本と少なく希少である。

ジャン=バプティスト・ヴィヨーム (1798-1875)
フランスのヴァイオリン・弓製作家。万国博覧会で銀賞(1827)、金賞(1839、1844、1855)を受賞、この時代ヴァイオリン製作における中心的の人物。クレモナの巨匠たちの楽器を理想とし、その複製はオリジナルとほとんど違わぬほどの完璧なものだった。