アマティ一族 |
アマティ(Amati)一族は、およそ1550年から1740年の間、イタリア北西部のクレモナで活躍したヴァイオリンの製作者一族。多くの弟子を育て、クレモナがヴァイオリンの一大生産地となる基礎を築き上げた。 |
|
アンドレア・アマティ (1505頃-1577) |
史上最初にヴァイオリンを作った製作家のうちの一人とされる。 |
|
アントニオ・アマティ (1538-1595) |
アンドレア・アマティの息子。 |
|
ジローラモ・アマティ (1561- 1630) |
アンドレア・アマティの息子、アントニオの弟。アントニオ・ジローラモ兄弟は、長年にわたって共同で工房を経営した。 |
|
ニコラ・アマティ (1596-1684) |
アンドレア・アマティの孫で、ジローラモ・I・アマティの子供。多くの弟子を育て、クレモナがヴァイオリンの一大生産地となる基礎を築き上げた。弟子にはアントニオ・ストラディバリを始めとしてアンドレア・ガルネリ、フランチェスコ・ルジェーリ、ジョバンニ・バティスタ・ロジェーリ等がいた。 |
|
ジローラモ・ヒエロニムス・アマティ (1649- 1740) |
ニコラ・アマティ息子、アンドレア・アマティの曾孫。 |
|
ジョバンニ・パオロ・マッジーニ (1581頃-1632頃) |
ブレシアの製作者。ガスパロ・ダ・サロの弟子。非常に優れた楽器を作った。 |
|
フランチェスコ・ルジェーリ (1629−1698) |
ニコロ・アマティの弟子の一人。ストラディバリウスと同じ工房の出身者。ヴァイオリニスト川井郁子さんはこの楽器を使用している。(所有:大阪芸術大学) |
|
アントニオ・ストラディヴァリ (1644-1737) |
イタリアンオールドヴァイオリンの最高峰。当時から約300年経った現在でも、ストラディバリの作品を超えるバイオリンは製作されていないとされる。音は非常に輝かしく明るい。クレモナに大工房を構え、数多くの名工を弟子として育てた。 |
|
ジュゼッペ・ガルネリ (1698-1744) |
ストラディバリと並ぶ天才的製作家。神秘的な輝きを有するストラディバリの音色に対して、ガルネリのヴァイオリンは神秘的な深みを有する音色を持つ。製作数が約200本と少なく希少である。 |
|
ジャン=バプティスト・ヴィヨーム (1798-1875) |
フランスのヴァイオリン・弓製作家。万国博覧会で銀賞(1827)、金賞(1839、1844、1855)を受賞、この時代ヴァイオリン製作における中心的の人物。クレモナの巨匠たちの楽器を理想とし、その複製はオリジナルとほとんど違わぬほどの完璧なものだった。 |
|
|
|