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ユーフォニアムの種類
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ユーフォニアムについて ユーフォニアムはベルギーの楽器製作者アドルフ・サックスが考案した金管楽器(サクソルン属)の一つで、一般的にB♭管で、幾重かに巻かれた円錐管と、通常4つのバルブ(弁)を持っています。 吹奏楽やブラスバンドの中では、無くてはならない重要なポジションを担う楽器なのですが、オーケストラではほとんど出番がない楽器ですので、金管楽器の中でもいまいち認知度が低いようです。 音域はテナーやテナー・バスのトロンボーンとほぼ同じ音域(中音域)を担当します。オーケストラでいえばチェロのような役割というところでしょうか。吹奏楽やブラスにおいてはソロも多く、対旋律、伴奏にと非常に多彩で忙しい役割を与えられている楽器です。 音色は人の声のテナーと同じで、柔らかく丸みのある音色を奏でます。特に歌うメロディは聴いていて非常に心地よく感じられます。しかし合奏の中では音域の関係もあって埋もれてしまいやすい、のもこの楽器の特徴です。 また、兄弟楽器として「バリトン」があります。吹奏楽においてはユーフォニアムとは区別されることが少なく、基本的に同種のものとして扱われているようですが、ユーフォニアムと比べると全体的にやや小さく、ベルが細くて、音色はユーフォニアムよりも明るい音がします。 ユーフォニアムの種類 アップライトベル・タイプ 体の前で構えるタイプで、ベルが上方に向いているタイプをアップライトベルユーフォニアムといいます。 フロントベル・タイプ ベルが前方に曲がっているタイプをフロントベル・ユーフォニアムといいます。フロントベル・タイプは音が前方に向かうため、マーチングに用いられる他、レコーディング向きであるともされています。 ダブル・ベル・ユーフォニアム(ツイン・ベル・ユーフォニアム) 2つ以上の楽器の役割を1つにまとめたユーフォニアムです。ヴァルヴの操作でトロンボーン・ベル(小さいほう)とユーフォニアム・ベル(大きいほう)が瞬時に切り替わります。 ユーフォニアム本来のベルとトロンボーンのような小さいベルの2つのベルを持った楽器です。小編成の合奏に便利です。 マーチング・ユーフォニアム マーチングやパレードで使用されるベルが正面を向いているユーフォニアムです。古くはベルだけを曲げたものが使われましたが、現在ではトランペットのように両手で楽器を支えるタイプのものと、本体を肩に担ぐタイプのものがあります。マーチングバンドにかかせない楽器です。 |
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