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ユーフォニアムとチューバの違い
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ユーフォニアムもチューバも先祖は同じ楽器です。このうちテナー・チューバのことをユーフォニアムと呼ぶことがあります。日本ではピストン式のヴァルブを持つ楽器を「ユーフォニアム」、ロータリー式のヴァルブを持つものを「テナー・チューバ」と区別して呼ぶ場合があります。 ユーフォニアムは、サクソルン属のバリトンから派生した楽器で、20世紀になって確立した新しい楽器です。ユーフォニアムはトロンボーンとマウスピースの口径が同じで、管長も同じです。そのため同一の音域の楽器です。おなじくバリトンやテナー・チューバも同じ音域になります。 以前は低音金管楽器を「大バス」、「中バス」、「小バス」といって分けていました。現在ではあまりききませんが、「大バス」はコントラバス・チューバを指します。 チューバ属のうち管の長さがいちばん長い変ロ調(B♭管)とハ調(C管)の楽器がこれにあたります。大きさも「中バス」(バス・テューバ)よりさらに一回り大きく、音量も最低音で豊かです。ただ大きいぶん機動力は劣ります。 「中バス」はバス・チューバを指します。変ホ調(E♭管)、へ調(F管)の調性を持つものがこれにあります。これらのチューバは管弦楽や吹奏楽における大編成の合奏から独奏に至るまで幅広い用途に用いられています。 「小バス」はユーフォニアムと呼ばれ比較的小型のチューバを指します。ユーフォニアムはオーケストラではテナー・チューバと呼ばれることもあります。 ユーフォニアムの音色は暗めですが非常に響きがあります。このほか、ユーフォニアムよりボアサイズ(管の太さ)が細い楽器にバリトンがあります。 |
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