公演名:MUZAランチタイムコンサート
オルガン&トロンボーン! いにしえの音と新しい音
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日時:2018年 7月4日 (水) 12:10開演
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会場:ミューザ川崎シンフォニーホール
(神奈川県)
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出演:
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パイプオルガン:加藤麻衣子
トロンボーン・サックバット:ファブリス・ミリシェー
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曲目:
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オルティス:3つのリチェルカーレ
ラヴェル: 亡き王女のためのパヴァーヌ
M.ミリシェー: トロンボーンコンチェルト
他
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チケット:
全自由席500円
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お問合せ:ミューザ川崎シンフォニーホール 0445200200
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【ファブリス・ミリシェー】
ミュンヘン国際音楽コンクール優勝。現在活躍する若手トロンボニストのなかでも随一の豊かな才能を持ち、また最も完成された音楽家として絶賛を浴びている。
1985年、音楽一家に生まれ、早くからトゥールーズにて音楽を学び始める。当初よりピアノ、チェロ、トロンボーンを並行して学び、高校の頃にはすべてにおいてコンクール優勝など非凡な才能を発揮。やがてトロンボーンをリヨン音楽院にてミシェル・ベッケ、アラン・マンフラン、ダニエル・ラサールに師事、チェロも引き続き研鑽を深め、パリにてフィリップ・ミュレール、ロラン・ピドゥ、グザヴィエ・フィリップに師事。
2005年ブダペスト国際トロンボーンコンクール、2006年トゥールーズ・バロック・トロンボーンコンクールにて入賞、そして2007年ミュンへン国際コンクールに優勝を飾り、一躍話題をさらった。この優勝は1950年同コンクール始まって以来、初のトロンボーンでの優勝という快挙であった。
ジョルディ・サバール率いるル・コンセール・デ・ナシオン、ダニエル・ラサールとジャン・ピエール・カニヤック率いるル・ サクブティエ・ド・トゥルーズ、ジャーマン・ブラスなど、多くのアンサンブルと共演。またウィーン室内管弦楽団、シュトゥットガルト放送交響楽団、ロシア国立エルミタージュ交響楽団、ウクライナ国立管弦楽団などへ客演。ワシントン、北京、ミュンヘン、Bazelote、パリなど世界各地でのソロリサイタル、また国際音楽祭にも多く招かれ、イースタン・トロンボーン・ワークショップ(ETW)、金管楽器音楽祭「エプシバル」、ドンブやリムー(フランス)の各管楽器フェスティヴァルなどに出演。
フランス、ヨーロッパ各地、またワシントン、北京、ケベックなど世界中のマスタークラスに招かれている。2011年、フランス最大の音楽大賞「ヴィクトワール・ド・ラ・ミュジーク」にてRévélation
soliste instrumental(最優秀若手音楽家賞)をトロンボニストとして初めて受賞。同年、シャルル・クロス・ アカデミー賞受賞。2009年より若手音楽家のためのプログラム「Déclic」に参加、同年、芸術文化アカデミーより銀メダルを授与。
現代音楽での活躍も目覚ましく、ミリシェーのための作品は、ジャン・ギユー作曲「トロンボーンとブラスアンサンブルのためのコンチェルト」、エティエンヌ・ペルション作曲「リブレット」、Alain
Celo「"L’appel sauvage」、パトリック・ビュルガ「“La chute de Lucifer”(The fall of
Lucifer)」など多数にのぼる。
2006年、トロンボーン奏者アウレリエン・オノレー、ジャン・フィリップ・ナヴレ、ファビエン・ドルニと共に、トロンボーンカルテット「カルトボーン」を結成、バロックから現代に至るトロンボーンの進化を表現しようとのコンセプトのもと活発な活動を続けている。
2011-2012年シーズンも、トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団、カンヌ管弦楽団、ブザンソン管弦楽団と共演、フランス、ドイツ、日本でのマスタークラス、またExobrass
Brass Bandとの共演で「リブレット」、オルガンとピアノとの共演CD、アフェッティ・カンタービリとの共演CDをリリース。ウインド・オーケストラとのプロジェクト(ヨハン・デ=メイのコンチェルト「カサノヴァ」を一夜でトロンボーンとチェロ両方演奏)もフランス、ドイツで多く開催を予定など、多岐にわたり更なる活躍を続ける。
2008年よりパリのポール・デュカス音楽院にて教鞭をとり、2009年よりザール音楽大学教授に就任。現在、ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団首席奏者を務める。楽器はアントワンヌ・クルトワ、AC420を使用。
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