HOME 山形交響楽団第281回定期演奏会
   
ホルン スタンダード100曲選

   

HORN CONCERT

 
公演名:山形交響楽団第281回定期演奏会(指揮・ホルン:ラデク・バボラーク)




W聴衆の感嘆の声が聴こえるWバボラークのモーツァルト&祖国チェコへの想いが溢れるドヴォルザークの第8交響曲

2年目を迎えたバボラーク&山響。聴衆と楽団員を圧倒するホルンの音色と超絶技巧。今回はモーツァルトの2番を取り上げる。W祖国チェコと日本の架け橋になりたいWと、想いを語るバボラーク。伝統美に貫かれたドヴォルザークは、失われた情感を再発見できる。もはや恒例となった委嘱作品の世界初演。世界のトップランナーとともに、新たな地平線が拡がる。


日時:2019年12月14日(土)午後7時開演(午後6時15分開場)      2019年12月15日(日)午後3時開演(午後2時15分開場)
 
会場:山形テルサホール

出演:
指揮・ホルン:ラデク・バボラーク
演奏:山形交響楽団

曲目:
ヴァンハル:交響曲 ニ短調 Bryan D1
モーツァルト:ホルン協奏曲 第2番 変ホ長調 K.417
オンジェイ・ブロウセック:ラ・プティット・ジョワ(小さな喜び)(山響委嘱新作・世界初演)
ドヴォルザーク:交響曲 第8番 ト長調 作品88


チケット:A席(指定) 4,700円B席(自由) 4,200円 学生※(自由) 2,500円ペア(自由) 7,200円
 
お問合せ:山響チケットサービス0236252204
 

ラデク・バボラーク(ホルン)
1976年チェコのパルドビツェ生まれ。8歳よりホルンを学び、89年よりプラハ音楽院でベドジフ・ティルシャル教授に師事、みるみるうちに頭角を現していった。プラハ、ジュネーヴ、マルクノイキルヒェンに続き、94年、ミュンヘン国際コンクールで優勝、「美しく柔らかな音色」、「完璧な演奏」、「ホルンの神童」と評されるなど、世界の注目を集めた。 以来、ヨーロッパ、アメリカなど各地で活発な演奏活動を展開。小澤、バレンボイム、ラトル、レヴァインなどトップクラスの指揮者の信頼も厚く、これまでベルリン・フィルはもちろん、バイエルン放送響、ミュンヘン・フィル、ベルリン・ドイツ響、バンベルク響、ケルンWDR響、チェコ・フィル、ロンドン・フィル、スイス・ロマンド管、サンクトペテルブルク・フィル、ザルツブルク・モーツァルテウム管等と共演。その抜きん出たテクニックと成熟した音楽が大きな話題になっている。世界中のコンサートホールはもちろん、ザルツブルク復活祭、フィレンツェ五月祭、サンクトペテルブルク白夜祭、プラハの春、エルサレム室内楽フェスティバル、パシフィック・ミュージック・フェスティバル等の音楽祭にも定期的に招かれている。
これまでチェコ・フィル、ミュンヘン・フィル、バンベルク響、ベルリン・フィルのソロ・ホルン奏者を歴任。その他にもサイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管をはじめとする世界のオーケストラにも参加。室内楽の分野でも、チェコの仲間達と結成した木管五重奏団アフラートゥス・クインテット、バボラーク・アンサンブルでの活動をはじめ、イエフィム・ブロンフマン、アンドラーシュ・シフ、ルドルフ・ブフビンダー、ゲアハルト・オピッツ、ジュリアン・ラクリン、ジャニーヌ・ヤンセン、樫本大進、エマニュエル・パユ、アルブレヒト・マイヤー、フランソワ・ルルー、イアン・ボストリッジ、トーマス・クヴァストホフ、ワルトラウト・マイヤー等の素晴らしいソリスト達と共演している。
また近年は指揮者としての活躍も目覚ましく、自ら創設したチェコ・シンフォニエッタの定期的なシリーズとレコーディングを開始、ヨーロッパでの客演を重ね、日本でも2013年水戸室内管弦楽団定期演奏会にデビュー、オーケストラ、そしてもちろん聴衆からも絶大な支持を集めた。2015年には新日本フィルハーモニー交響楽団とグリエールのホルン協奏曲をソリスト兼指揮者として演奏、圧倒的な名演で聴衆を魅了。2016/17年には紀尾井シンフォニエッタ、日本フィルハーモニー交響楽団、山形交響楽団、九州交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団にも指揮者として招かれている。また、2018年度から山形交響楽団首席客演指揮者に就任することが発表された。
バボラークの尊敬するホルン界の巨匠ヘルマン・バウマンは「彼の演奏は我々を18世紀の祝祭的な雰囲気へと連れていってくれる。チャーミングで柔らかな音色はこの上なく耳に心地よく響く。その演奏の繊細さと表現力の豊かさはホルンという楽器を最高に歌わせ、その解釈は自然な力とナイーヴな素朴さを生み出す」と評している。(AMATI HPより)