【ガスパー・ホヨス(フルート)】
フランス、ナンシー歌劇場交響楽団のトップフルート奏者。
ガスパー・ホヨスは現在最も注目されているフルート奏者の1人で、1998年、ジャン=ピエール・ランパル国際フルートコンクール、マルクノイキルヘン国際器楽コンクール(ドイツ)、1995年、NFAフルートコンクール(米)などで受賞したのをきっかけに各国でデビュー。その素晴らしい感性と巧みな技術は、南米、北アメリカ、ヨーロッパ、日本、中国、台湾など世界各地で賞賛されている。
ソリストとしてフランクフルト放送響、ボゴダ・フィル、リマ・フィル、ナンシー管弦楽団、パリ・アンサンブル管弦楽団、ニューメキシコ交響楽団、アンサンブル“ラ・フォリア”、サン・アンジェロ管弦楽団などに定期的に招聘されている。室内楽の奏者としても活躍しており、特にナンシー歌劇場交響楽団のメンバーを中心に室内楽グループ“「ウルティマソナタ」を結成し、20世紀、21世紀の現代作品を発表し続けている。またヨーロッパ各地、日本、アメリカ各地の音楽祭に参加している。特に2011年にはベネズエラのカラカスで行われたジョン・コリリアーノ音楽祭において、国家音楽財団エル・システマから招聘され、作曲家コリリアーノ自身立ち合いのもと、幻想曲「ハーメルンの笛吹き」を演奏。
また、教育者としても認められており、定期的にアメリカ、コロンビア、ペルー、クロアチア、フランス、日本、台湾などでマスタークラスを行ない、毎年夏にクロアチアで講習会を10年間に渡って企画している。地元ナンシ―でも音楽祭「音楽との出会い」の招聘教師として参加している。パリのジェラール・ビヨド社からは練習曲集を出版。
CD「ブラヴィッシモ」が日本のオクタビオレコードからリリースされたのを始め、数多くの録音を発表している。中でもバッハのソナタ全曲集の1枚目をジョリー・ヴィニクールのチェンバロとの共演でロンタノ社から、またピアノのユーゴ・ルクレールと共にフランス音楽とコロンビア音楽を録音し、高い評価を得ている。
ボストンのニューイングランド音楽院でポーラ・ロビソン、そしてパリでレイモンド・ギヨーに師事。またランパルがこの世を去る前に貴重な教えを受けた最後のフルート奏者である。(コジマコンサートメネジメントHPより)
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