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 構造は吹口に近いほうからマウスピース(ベック、歌口)、バレル(樽 アルト・クラリネットより低い音域のクラリネットではネック)、上管、下管、ベル、となっています。そしてマウスピースに、リードと呼ばれる葺(あし)の木を削って作った1枚の板状のものが取り付けられています。リードをマウスピースに取り付ける道具を「リガチャー」といい、金属、ヒモ、皮やプラスティックなど、様々な素材で作られたものがあります。

 それぞれの部分は、マウスピースは口でくわえ、息を吹き込み音を出します。バレルはピッチの調整をします、上管・下管は音を変え、朝顔は音の伸びを良くしています。また、上管と下管が一緒になっているEs 管や D 管もありますが、これは可搬性を得るためであり、必ずしも音色や音質、音程などの面で優れているわけではありません。全長のほとんどを占める管体の太さは、ほとんど一定である。これが、クラリネット独特の運指や音色を生むことになります。

 クラリネット本体の材質は、アフリカのサバンナに生息する「グラナディラ」という、黒くて硬い木が最もよく用いられています。グラナディラ以外にも黒壇(こくたん)、ローズウッドなどがあり、屋外でも演奏可能なプラスティックで作られているものもあります。 

 クラリネットと名の付く楽器は多く、クラリネット属と総称されます。それらは移調楽器で、それぞれ音域を変えるために管の長さを変えたものであり、運指などは殆ど同じです。

 クラリネット属の楽器の基準形はソプラノ・クラリネットで、単にクラリネットと呼んだ場合には通常ソプラノ・クラリネットを指します。ソプラノ・クラリネットの調性は、変ロ(B♭)調が一般的で、この他にイ(A)調のものがあり、オーケストラなどで多く使われます。

 変ロ調の楽器とイ調の楽器は唄口部分が共通であるために、演奏中の持ち替えではこの部分だけを差し替えることもあります。作曲家によってはそれぞれの管の音色が違いにこだわって、B♭管の曲とA管の曲を書き分ける人もいます。たとえば3曲のクラリネット協奏曲を作曲したウェーバーの曲はすべてB♭管用です。また単に音域や運指のしやすさでどちらの管を使うかを決める作曲家や演奏家もいます。














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