一般には学校や企業といった特定の組織に依存しないで、市民サークルとして活動するアマチュア吹奏楽団を指します。特定の卒業生しか入団できないOB、OG吹奏楽団なども含めて、全日本吹奏楽連盟に「一般の部」として加盟登録される団体は全てここに分類されます。
団員は社会人がメインとなりますが、学生が参加することも多く、団員の大半が学生という市民吹奏楽団もあります。活動内容はそれぞれの市民吹奏楽団の活動方針によってさまざまですが、各種演奏会の開催、全日本吹奏楽コンクールへの出場、地域の音楽祭への参加や慰問演奏などが主なものです。
市民吹奏楽団の多くは、楽器の調達費や日々の活動資金の大半を所属団員から徴収する団費で賄っています。また市町村などの地方公共団体や各種民間団体などから支援を受けて活動している市民吹奏楽団も多くあります。
市民吹奏楽団では楽器を持っている人が自由意志で参加しているので、楽器編成はアンバランスになることが多く。そのために足りないパートを補うために、公演の際などは、他の市民吹奏楽団などからエキストラ(トラ)を呼ぶこともあります。しかしオーケストラほど楽器の編成が決まっていない吹奏楽では、足りない楽器は他の楽器で代用されることも多くあります。
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