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吹奏楽・ブラスの楽器 金管楽器


吹奏楽・ブラスの楽器 金管楽器 トランペット

トランペットの歴史
トランペットの種類
トランペットのしくみ
吹奏楽のトランペット
トランペットの価格と選び方
トランペットの名曲




トランペットの歴史


 
華やかで明るい音が魅力のトランペット。トランペットは管弦楽や吹奏楽、ジャズ、ロック、ポピュラーまたオリンピック、競馬からスター・ウオーズ、小学校の運動会に至るまで、あらゆる音楽シーンで活躍する管楽器を代表する楽器です。

 有史以前にその原型が見られるトランペットは、昔から宗教的な儀式や世俗的な催事の際に用いられていました。トランペットが純粋に音楽の合奏として用いられるようになったのは17世紀のことで、そのころもまだ自然倍音しか出ない、いわゆるナチュラル・トランペットでした。

 その後、19世紀初頭にヴァルブ装置が発明され、現代にみられる優れた演奏性能と安定した音質が実現できるようになりました。現代のトランペットはそのヴァルブの構造によって、ピストン・トランペットとロータリー・トランペットに大きく分類できます。

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トランペットの種類


【ピストン・トランペット】
 ピストン・バルブを使って管長を変化させます。ロータリー・トランペットに比べ華やかで明るく、どちらかというとソロ向きの音色です。主に日本、アメリカ、フランスなどで一般的に使用されています。



【ロータリー・トランペット】
 ロータリー弁を回転させて息の流れを変えます。楽器を横に寝かせ構えるといった形が特徴で、ピストン・トランペットに比べて音色は柔らかく、木管や弦楽器にも溶け合う性質を持っています。主にドイツや東ヨーロッパで普及している楽器です。また、ナチュラル・トランペットと呼ばれる古くからのヴァルブが無い楽器も存在します。




トランペットの同属楽器

ピッコロトランペット(B♭)

 バロック音楽を演奏するときに欠かせない楽器で、20世紀になって考案されました。ピッコロトランペットは、ほとんどまっすぐな形状から発する、華やかで伸びのある高音の音色が特徴で、普通のB♭トランペットより1オクターブ高い音が出ます。オーケストラでは展覧会の絵の「貧乏人のソロ」や春の祭典、ボレロなどはこの楽器で演奏します。



コルネット(B♭)

 形態はトランペットに似ているが、管の形状が円錐管であることが大きく異なります。(トランペットは円筒管部分の割合が多く、開口部近くになって急にラッパ状に広がる)。そのため、音に鋭さや華やかさは少ないが、まろやかで柔かな音になっている。オーケストラ作品ではフランスとロシアの作曲家に多く用いられています。主に吹奏楽や英国式ブラスバンド、ジャズなどで使われることが多い。



フリューゲルホルン(B♭)

 円筒管と円垂管の割合はコルネットとほぼ同じであるが、円錐部の拡がり方がより極端なため、より豊かで柔らかい甘美な響きを持っている。またより肉声に近いといった印象から、ジャズのアドリブプレーヤーにも珍重されています。コルネットと同程度には機敏であるが、高音域の演奏はより難しいとされています。


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トランペットのしくみ


 トランペットはマウスピースを用いて唇の震動で音を出すのは、他の金管楽器と同様であるが、トランペットのマウスピースは小さい上にリムも薄く、演奏はかなり体力を消耗する。管体はマウスピースを取り外す以外の分解ができないのが普通です。音階は3本のピストンバルブを操作することによって音を変えていきます。

 ピストンはマウスピースに近い側から順に1〜3番で、それぞれ異なった長さの迂回管が取りつけられています。管長はピストンを開放した状態が最も短く、1番を押すと倍音列全体の音程が1全音分下がる。同様に2番では2半音分、3番では1全音+1半音分下がるので、この組み合わせで音階を奏するのである。

 トランペットに限らず、3本のピストンバルブを操作する金管楽器の運指は、あらゆる楽器の中で最も平易なものだが、一つの運指で出せる音がいくつもあるので、正しい音感と基礎的な訓練が不可欠になります。

 トランペットにはいくつかの調性の異なる楽器があります。おもに使用されるのは B管で、次いでC管が管弦楽で用いられています。トランペットの中で最もバランスに優れているのは B 管で、C管はB管よりも輝かしい音色を持っているが音程が優れないという点があります。

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吹奏楽のトランペット


 吹奏楽では 3 パートを 4〜 6人で分担することが多い。楽曲によってトランペット 2 パートとコルネット 3パートを要求するものがあるので、その場合にはトランペット奏者が楽器を持ち替えるか、またはコルネットのパートをトランペットで代用して演奏される場合が多い。時には必要に応じてフリューゲルホルンに持ち替えることもある。なお吹奏楽および軽音楽で使用されるのは B 管がほとんどで、その他の調性の楽器が用いられることはあまりない。ただしソロにピッコロトランペットが用いられることはある。

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トランペットの価格と選び方


 オーケストラで使われる楽器の中では値段は一番安い部類です。その理由は本体材料がすこぶる安いためです。価格は加工に使う材料の価格に応じて、同じモデルなら、ラッカー仕上げ、銀メッキ仕上げ、金メッキ仕上げの順に値段が高くなりますが、それでも弦楽器や木管楽器に比べれば全然安い。では高級品は何が違うのか、一番の違いは製作に要する人件費で違ってきます。

2万円くらいまで

 この価格のほとんどは模造品のたぐいです。中国やインド、東欧などでつくられたものが多く、響きや音程があまり良くなく、外装やピストンや抜き差し管やラッカー部分等の仕上げが悪いものが目立ちます。これから長く使っていこうとする人は手をださないほうが良いでしょう。

5万円前後

 この価格帯になると、国産やカレッジモデルがたくさんあります。トランペットは音程を取るが大変難しい楽器ですが、基本的にこのクラスの楽器は軽量に作られていて、初心者の方でも鳴らしやすい設計になっています。またこのクラスからはトリガー(吹きながら管長を調節にて音程を補正する器具)が付いているものが多くなります。トリガーはオーケストラや吹奏楽等ではハーモニーを合わせる為に必需品になります。初心者でもこの価格帯の楽器を購入することをお奨めします。

10〜20万円

 この価格帯は加工精度がより高く、設計も高度になりますが、この上のモデルを比較すると、奏者の意図を反映させるのには、いまいち物足りなさが残ります。この価格帯にはあまり種類がないようです。

30〜40万円

 この価格帯になるとプロ奏者でも実用機として使っている人が多くなります。外観の仕上げ、真鍮の比率違い、ボアサイズ、支柱の本数、マウスパイプ等好みに合わせて一番多くの選択肢が有り、国産、外国製でも良い楽器が揃っています。初心者の方でも予算が許せば使われても良いと思います。

50万円以上

 すべて工房の職人による手作り品になり、特殊なチューンアップを施したもの、外観が特殊なものが対象になります。個性が非常に強く、使うジャンルが限定されているものがほとんどです。

 また、ドイツのオケ等でよく使われるロータリートランペットは30万〜70万位します。ただし、金管楽器は寿命が短かく、毎日3時間も練習していれば3〜5年たつと音にシンが無くなってしまい、音の塊がベルの先から飛んで行かなくなるので買い替えが必要になるということです。

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トランペットの名曲


ハイドン:トランペット協奏曲 変ホ長調
クラーク:トランペット・ヴォランタリー
リムスキー・コルサコフ:シェラザード
J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオ
パーセル:トランペット・ソナタ 第1番
ルロイ・アンダーソン:トランペットの休日
ルロイ・アンダーソン:トランペット吹きの子守歌

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トランペット ウォームアップ本 (MyISBN - デザインエッグ社)











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